わろてんか(12)運命の再会
2017年10月14日 第2週「父の笑い」 第12話
〈第11話のおはなし〉
●店が傾き、新一も倒れた事を知った伊能製薬社長は、「縁談はなかったことにしてほしい」と儀兵衛に言いました。
●急いで結納の準備を整えた祖母ハツは、ガックリ。
「結納品だけ蔵にしまうように」と儀兵衛に言いました。
●新一の病状は悪く、医者から「持って1ヶ月の命」と言われる。「自分のせいや」と儀兵衛は床に崩れ落ち、しずと涙を流すのでした。
●新一はてんに「てんがお父はんを笑わせるんや」「辛い時こそ、皆でわらうんや」と託し、てんは「へえ!」と力強く笑顔で返事をします。
●使用人に暇を出した儀兵衛の姿が見えなくなり大騒ぎになった藤岡屋。蔵に行くと、縄の結び具合を確認する儀兵衛を発見。一同は、儀兵衛が自殺しようとしていると勘違いし必死で止めるのだが、実は゛重い結納品をしまうのに紐を使っていただけ”でした。それが判ったらおかしくなって、一同は大笑い。なんと儀兵衛も声を出して大笑いしています。儀兵衛が大笑いしている姿を初めて見た皆は、静まり返ってしまうくらい驚きました。
●儀兵衛は一言「笑いは人を幸せにする薬なんやな」と言って笑うのでした。
第12話 「運命の再会」の巻
「今日は、炊き込みご飯どすえ~」
満面の笑みのてんとりんが、炊き込みご飯を差し出す映像から始まりました。
ーー(あ、お兄ちゃん今日登場するんや、千葉君の名言まだあるんや ホッ)ーー
次の瞬間、仏壇に炊き込みご飯をお供えするシーンが映りました。
ーー(えーっ、お兄ちゃん仏さんになっちゃったん~?不意を突かれてびっくり。)ーー
ナレーションによると、儀兵衛が大笑いした日の数日後、皆に温かく見守られながら息を引き取ったようです。
父は、大笑いしたあの日から『笑う』ようにしているようで、てんが「お父はんも笑うてよ」と言ったら、「これでも笑うとる」と、薄ら笑いを浮かべているのでした。
これが、父最大の『努力』なのでしょう。
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伊能栞が、藤岡屋を訪れました。
突然の訪問に驚く儀兵衛に、栞は言いました。
「てんさんから手紙をいただきました」
そこには、亡き新一の書いた論文がありました。
「これからの日本は、薬を作っていく時代が来る。その考えは、ここ(頭の中)にある」と、以前てんに話していましたよね、それがこの論文に書いてあるようです。
「新一さんの想いに投資をしたいと思います」と栞。
ーー(かっこええー金持ちしかこの言葉は発せない。)ーー
てんとの縁談も進めてくれるのかという儀兵衛の問いに
「これはビジネスです」
と栞は答えました。
ーー(てんが藤吉に思いを寄せている事を尊重してあげたいという気持ちにグッとくるシーン)ーー
人力車で帰る栞を「伊能さま~」と手を振りながらピョンピョンかけてくるてんをみて「おやまあ」と。
ーー(「おやまあ」が聞き取れなくて、字幕でようやく判明。なぜか、ツボにはまってしまい、録画を何度も見返した私。)ーー
ーー(栞はきっと、この予想外の動きをするてんに゛恋 ”したと私は踏む。)ーー
‵8年前、泥棒と間違えられて逃げる藤吉と出会ったんだっけ・・・’
そう思いながら歩いていると、誰かとぶつかった。
「あっ!!!!!」
「藤吉さん?」「おてんちゃん?」
藤吉とてんの、運命の再会の瞬間でした。
今日はここまで。来週第13話につづく→