2017年10月19日　第3週「一生笑わしたる」　第16話

 

〈第15話のおはなし〉

 

●使用許可のない場所で商売をしたととがめられたにも関わらず逃げたキースと、てん達を守ろうと怪我をした藤吉。

●てんとおトキは、内緒で2人を蔵へ。

●風太は「かくまう事に反対」と言いつつも、薬を持ってきたり、座長に掛け合ってあげたり、使用人が蔵へ近づかないように協力してあげるのでした。

●祖母や父は、早くてんの縁談を決めようと必死になるが、てんは心ここにあらずの状態。

●‵藤吉はてんの所にいる’と察したリリコは、てんに「藤吉を盗らないで」と言い、てんは「リリコの藤吉への想い」を知る。

●待ちきれないリリコは、藤岡屋に押し掛け、『藤吉かくまい事件』が発覚。

●真実を知った儀兵衛は、鬼の形相で蔵へ！

●そうとは知らない藤吉は暢気に寝ており、とうとう儀兵衛に胸ぐらをつかまれてしまうのでした。

 

という、儀兵衛さんの怖～い『ギョロ目』アップで終わりました。

さて、つづきはどうなるか？

 

ーー（もちろん、放り出されるよね！！

怖い父が許すはずない！）－－

 

第16話「父の怒り、娘の揺れる想い」の巻

 

やっぱりーーー！！

藤吉とキースは儀兵衛に放り出されました。

「お前ら、どういうつもりや！」

 

てん「おとうはん、この人らは悪うありまへん。うちが」

儀兵衛「お前は黙ってろ」

使用人に「全員を座敷に引っ立てい！」と命じました。

 

儀兵衛は激怒しています。

〝リリコというおなごから話は聞いた。婿を取って家を継ぐ者が、蔵に男を囲うとは何事だ！”と。

「婿？」驚く藤吉。

加担したりん、風太、トキも叱られます。

 

儀兵衛は、名前や家の事を聞き出し、『大阪船場の米問屋北村屋の長男』であることを知ります。

「商家の後継ぎが修業もせんと、情けない」

これだけは言うておく・・・

 

てんは長女として婿を取り、藤岡屋を継ぐ人間や！

 

商家の長男長女が結ばれることはあらへん！

 

「そんなつもりはおまへん」というてんを、「まだ言うか、蔵に入って頭冷やせ！」と引っ張っていきました。

藤吉「おてんちゃん！」

すると儀兵衛のとどめの言葉が・・

 

二度とこの家に近づくな。

今度戻ってきたら、腕をへし折られるくらいではすまんと思え！！

 

ー（戻って来たら殺される！こわっ）ー

 

てんは父の手を引っ張り、しばし藤吉と見つめあう。

 

ーー（もっと一緒にいたい・・お互い思っただろう）－－

 

ナレーター

この時代、商家の長男長女の結婚はおろか、淡い恋心も許されなかったのです。まるで、ロミオとジュリエット。

 

*****リリコ、キースと歩く場面*****

 

「一緒に大阪かえろ」と言うリリコに、

藤吉は「先帰っといてくれ」

そう言うと、元来た道に走って行きました。

「どうなっても知らんで～」とキース。

 

*****母が蔵へ食事を運ぶ*****

 

母しず「あの芸人さん、手紙のお人なんやろ？」

てん「何の因果か再会して、いっぺんは嫌いになったはずやのに、なんでやろ、ほっぺたが固まってしもた」

 

しずは儀兵衛に、燃やした手紙の相手があの人だと告げるのだが、

「なおさら、あの男が京の町から出るまでてんを出すわけにはいかん。食事もワシが運ぶ、お前は手ぇ出すな！」厳しく言い放つのでした。

 

ーー（確かに父として不安定な男に娘はやりたくない気持ち、わからなくもないかな）－－

 

******藤吉、蔵へ来る*****

 

ー（儀兵衛が二度と来るなと言ったのに）ー

 

はしごをかけ、「おてんちゃん」

てんは「良かった、ちゃんとお別れが言えます。お婿さん取って、家を継ぎます」と藤吉に告げ、感謝の気持ちを話し始めます。

 

子どもの頃、藤吉の手紙を読んで、夢見て励まされて、本当に楽しかった「ホンマおおきに」と。

それを聞いた藤吉は

「違うんや、お礼を言わなあかんのは俺の方や。8年間手紙を書くことで励まされてきたんや。やり残したことがあるんや」

そこへ誰かの気配を感じ「必ず又来る」急いで去っていきました。

 

それは風太。

「半分こや」もらったまんじゅうをてんに落とすが返事はない。

 

それからも儀兵衛が来ても、

食べない、喋らない、笑わない・・・

藤吉にしか心を開かなくなっていくてんなのでした。

 

*****ある夜、再び藤吉が来る*****

 

鈴の音・・・

「藤吉さん？」

「又来る言うたやろ、もう嘘はつかへん」

はしごをつたって藤吉のいる窓際へ。

 

藤吉の持ってきた柿を食べながら

てん「美味しい」と笑う。

 

そこへ風太がまんじゅうを持ってやってくるが・・・

藤吉と笑顔のてんを見て、まんじゅうを力いっぱい潰すのでした。嫉妬というやつか・・・

 

怒る気持ちを抑えられない風太は、翌日藤吉の元へ・・・

胸ぐら掴んで「起きんかい！」と

 

ナレーター

いよいよ男と男の対決。いえ果し合いでしょうか～～～～

 

ーー（ナレーターさん、決闘を楽しみにしてますね(笑)ーー

ーー（風太一発殴ってしまっていいぞ！いや殴るのはいかんか、ハッキリ言ってやれ！）－ー

 

明日はどうなるかな？

今日はここまで。第17話へつづく→

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今日はここまで。第15話へつづく→

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