わろてんか(23)京都母VS大阪母
2017年10月27日 第4週『始末屋ごりょんさん』第23話
こんにちは~ラックです!
今日は『わろてんか』の後の『あさイチ』に嵐の二宮和也登場です!
それも楽しみにしつつ、今日もわろてんか見まひょ~か。
さて、昨日のわろてんかは、商い合戦に勝利したおてんちゃんの元に、風太がやってくる所からのスタート!
本日はいかに?
《第22話のおはなし》
●てんは相変わらず女中の仕事をさせられている。
●食事の準備から始まり、米俵を運ぶ、常得意客に付け届けを138軒なども。
●啄子と楓は、二人で出かけていく。
●風太はりんから頼まれた手紙を届ける為に(てんに会うためかな)北村屋訪問。
●いびりを受ける女中生活のてんに驚き、一緒に帰るよう言うが、てんにその気はない。
●風太は、てんを守れていないと藤吉郎を殴る。
●藤吉郎は、命に代えててんを守るとハッキリ告げる。
●それを聞いた啄子はショックで倒れ込む。
●楓が泣いて悔しがる姿を見た啄子は何かを決意。
●啄子は『いっときも早く藤吉郎と楓の祝言をする』と、てんに告げる。
●風太から「てんがイケズされてる」ときいたてんの母しずは、大阪に向かう旅支度を決意したのだった。
ーー(藤吉郎の熱い決意を聞いて、楓との縁談を諦めたのかと一瞬思ったが真逆だった~一体てんはどうなってしまうのか??今日も目が離せない!しずさん!あのイケズ母をギャフンと言わせて!!)--
第23話「京都母VS大阪母」の巻
***楓が着物の反物を選んでいる***
楓がてんに尋ねています。
「なあ、うちにどれが似合う思う?うちは飾り立てるんが好きやないんやけど、結納の反物選んでええって言わはるから~」
「うちにはわかりまへん!」
**藤吉郎、楓との結納を知らされる**
商い勝負ではてんが勝ったではないかと藤吉郎が言うと、母啄子は「負けるが勝ち言いますやろ」と。
「一日でも早く認められようと必死に頑張っている」と言えば、「空回りしているのではないか」と言われます。
「俺は俺のやり方で、この店の主として認めさしたる」と豪語いて、藤吉郎は部屋を出て行きました。
その後、北国の米を、番頭さんに試食してもらい「うまい!」といってもらうのですが、運送料金の事を考えていませんでした。
「あきまへん!大阪人は、味より値です!」
ーー(うーん、商人は難しいね)ーー
****京都から来たのは****
番頭さん「ごりょんさん、えらいこっちゃ~きょ、きょ、京都から討ち入りや~~」
それは、昨日の最後に「旅支度や」と決意を固めたてんの母しずと女中のしずでした。
しずは、上等の綺麗な着物に羽織を身にまとっています。
「質素倹約のごりょんさんと(VS)、豪華絢爛(ごうかけんらん)の奥様や~」
藤吉の姉頼子は、面白がっているように見えます。
ーー(すみません、私ラックも母の対戦、ワクワクしています)ーー
ーー(女優鈴木対決、という豪華さ!まるで大河ドラマ級!!‟鈴木京香VS鈴木保奈美”は見ものだね~)ーー
しずは、女中姿の我が娘てんに目をやりました。
チラッとみて何かを感じ、そのまま客間に進んでいきました。
啄子「京都のええとこのお嬢さんが駆け落ちやなんて、よろしごわすのか?」
しず「お恥ずかしいことどす」
啄子「では、お連れ戻しに?」
しず「いいえ、あの子は勘当した身。許す気ぃはありまへん」
啄子「ほな、何の御用で?」
しず「あの子は、私が大事に大事に育ててきた子。どんな辛い時でもわろうて、家族を明かるう照らしてくれました。藤吉郎さんといるともっと笑顔になれる言いました」
啄子「笑顔だけでお腹いっぱいになれるんやったらよろしおすなあ」
しず「お腹いっぱいになっても、笑いのない食卓は寂しおす」
啄子「ひもじい思いをしたことないから言えるんですやろな」
ー(どっちも凛と言い返せるって凄い)ー
しずは、てんを信じていると言い、啄子はそれは無責任ではないかと言い。しかし、しずは続けます。
若い2人は2人で一人前。やっていけるか二人次第。親は、出来ることとできないことがあると。
啄子は、自分が息子を構いすぎてると言いたいのか?と尋ねるのですが、しずは続けました。
自分にも跡取りの息子がおり、小さい時から体が弱く何かと気をもんでいたが、亡くしてから気付いたことがあると言いました。
「守っていたと思っていたが、思ってるより子は強い。
支えられていたのは親の方だった」
それを聞いて、てんは涙を流す。
親の気持ちを知ったからか。
しず「サエ」
ふすまの外で聞いていた女中サエを呼び入れると、啄子の前に置きました。
(啄子驚いた表情)
(姉頼子が目をキラリと輝かせた)
ーー(見逃しませんよ~)ーー
反物3つ、箱の中には『扇子・橋・くし・かんざし・飾り』
啄子「うちは藤岡屋さんからこんなもん頂く筋合いは」
しず「てんは、ああ見えて、父親似の頑固者。きっと何があっても一度決めたことはやり抜くはずです」
しずは、表情をキリリとすると座布団を外し、手をつきました。
しず「ふつつかな娘どすけど、どうか北村屋さんで一人前に仕込んでやって下さい」
啄子「私は、貧しい行商人の家に生まれ、物乞い同然の扱いを受けたこともございます。生きるために必死で商いを学んで、その才覚を認められてこの家に嫁いだんです。初めてのれんをくぐったときの嬉しさは忘れはしまへん。船場では、ごりょんさんは女の成功の証。そやけど、この仕事の辛さをあの子が受け止められると思いますか?」
しず「あの子やから出来るんやと思います。あなたやから、立派に仕込んでくれると信じています。それでも使いモンにならんかったら、煮るなり焼くなり、河原に捨ててもろても構しまへん」
外で聞いていた藤吉郎がふすまを開け、
「お母ちゃん、もうその辺でええやろ」と言いました。
啄子「ようわかりました。ほな、遠慮のう仕込ませてもらいます。今までは少~し手加減させてもろてましたよって」
しずは、凛とした笑顔で頷きます。
****藤吉郎と啄子の会話****
藤吉郎「ほな、おてんちゃんを認めてくれたんか?」
啄子「認めたわけやない。望み通り、ぼろ雑巾にして河原に捨てたるっちゅうことや」
藤吉郎「何でそんな言い方しか出来へんのや?なんで惚れた腫れたを嫌うんや?」
啄子「嫌うてへんわ、虫ずが走るだけや。わてが惚れた腫れたを嫌うんは、あんたのお父ちゃんのせいや」
藤吉郎「え?」
‟藤吉郎の父親は、結婚する前、好きな芸子がいたこと。身請けしようとしたが両親に反対されて、嫌々啄子と結婚。だが、その芸子を忘れられなくて、通い詰めて、店の金を貢いだこと。死ぬまで商人になれなかったボンクラだ”
啄子はそう打ち明けたのでした。
最後に「絶対にあんたをお父さんみたいにはさせん」
強い口調で言い切り、その場を離れました。
藤吉郎は、母の後ろ姿をずっと見つめていました。
****母と娘、女中部屋にて****
「よう、お気張りやしたんやな」
しずは、てんのあかぎれの傷に塗り薬を塗ってあげています。
ーー(さすが薬屋さん。風太から聞いてたから、持ってきてたのね)ーー
しずは、連れ戻すかどうかを、てんの顔を見て決めようと思っていたと話し始めました。
「そやけど、あんたの顔を一目見たら゛つれもどされたない”ってここに書いてあったわ」と頬と鼻をちょんちょんと触るのでした。
祖母の手作りの着物をてんに渡します。
「喪服や」
貞女は二夫に見えず
一旦嫁いだら、何があっても妻は墓場まで添い遂げる。その覚悟で、死に装束を持って嫁げ
てん「ありがとうございます」
てんは着物を大事に握りしめ
「この着物に誓って、この先何があっても、苦難を乗り越え、藤吉さんと墓場まで添い続けてみせます」
しず「あ、まだ結婚できるかわからへんけどな」
てん「そうやったわ」
顔を見合せて微笑む2人でした。
****藤吉郎、楓に頼みに行く****
楓「うちに出て行けということですか?」
藤吉郎「頼む、この通りや」
頭を下げて頼むのですが・・・
むくっと立ち上がった楓は、かえって強気になり宣言するのでした。
ほな、ごりょんさんに倣うて、遠慮のうイケズやらせてもらいまっさ!
ーー(そこで、なんで藤吉郎は何も言わへんのか?命をかけて守るん違うんか?頼りなさすぎでしょ!!)ーー
****楓のイケズ****
一日の仕事を終え、女中達が部屋に戻ってきたら・・・
てん「着物がない!」
トキ「もしかして楓さん?」
ナレーター
決して負けられない女の火蓋が開けられたのでした。
ーー(いやいやいや、藤吉郎がなんとかせなアカンでしょ。なんで、楓のやりたい放題がまかり通るのか?)ーー
ーー(おばちゃまは、藤吉郎の態度に怒ってます!)ーー
今日はここまで。第24話へつづく→