わろてんか(25)藤吉郎、一念発起する
2017年10月30日 第5 週『笑いを商売に』第25話
こんにちは~ラックです!
先週のおてんちゃんは、藤吉郎の母啄子と、許嫁にイケズし放題されてましたよ。
●でも、許嫁の楓は、本当は自分をしっかり持った人だった。
●歌人になりたいし、自分にあった男の人を選びたい、そういう思いを持っていた。
●「藤吉郎と一生添い遂げたいという夢がある」というてんに影響を受けていった楓は、自分の家に戻ることを決意し、啄子に別れを告げに行く。
●番頭は、用もないのに早朝から誰かに会いに出かけている、藤吉郎はその動きが何なのか気をもんでいた。
●北村屋に、怪しい男が尋ねてくる。
北村屋の将来を大きく変えるきっかけになるのだろうか?
第25話「藤吉郎、一念発起する」の巻
怪しい男の正体は、不動産屋でした。
「この土地を売って欲しい」
いきなりそう言うのです。
ーー(「いいよ!」とほ言えませんね)--
近代化が進むにつれ、土地を手放して、新しい事業に変わる人もぼちぼち出始めてきていたようです。
近くに新しいお米屋さんも出来て、そちらに客が流れていたり、という情報をチラッと話していました。
啄子は「御心配には及びません。後継ぎが居るので大丈夫」と、帰ってもらいました。
帰ったとたん、てんに「塩!!」
「これ(名刺)は火鉢にくべるか、鼻紙に!」
という扱いをしていました。
****啄子の八つ当たり****
「あんたのせいや。楓さんは出ていくし、妙な業者は来るわ、ろくなことないわ!」
とんだ言いがかりです。
藤吉郎「おてんちゃんに八つ当たりしてもしゃあないやろ。それより、これ」
藤吉郎は、店に借金があることを指摘。
啄子「あんたは見たらあかん言うたやろ」
藤吉郎「こんな大金何に使うたんや」
啄子「あんたには関係ない!」
藤吉郎「もうええ」
藤吉郎は、借金を何とか工面する決意をします。そして、店を立て直せたら、てんを嫁として認めてほしいといました。
「ええな」
ハッキリとした口調で言いました。
****藤吉郎、新規顧客を探しに行く****
心機一転!
いまでいう『営業』外回りに行くことにした藤吉郎です。
米と、団子、カレーを手押し車に積んで準備。
ーー(顔が怖いよ)ーー
すかさず、てんが「笑顔!笑顔!」
そこで、又俄(にわか)が・・・
『貧乏の~棒は次第に太くなり~
振り回される~あ、年の暮れかぁな』
藤吉郎「しもた、また俄を」
てん「んフフフ」
ニコニコ笑うてん。
ーー(この時代は俄っていうのがおもしろかったのかな?今の私には、面白さがさっぱりわからないのですが・・・みなさんは面白いのかな?)ーー
一生懸命、声をかけるけど、院長先生も駅長さんも「いらんいらん」って断りました。
ーー(冷たい断り方。もしかして、近くにできたという新しいお米屋さんから買うことにしたとか?顧客はそっちに流れてたりして?そんな気がする)ーー
****番頭さん、辞職願騒動****
「大変です!」
皆が店に集まる中、番頭さんが爆弾発言を!!
啄子「天野屋さんに移るってどういうことや?」
番頭「東の天野屋、西の北村屋、やけど、東のごりょんさんがうちの才覚をえらい買うてくれて、婿にどうやっていうていくれはりましたんや」
つまり、スカウトですね。
‟分家して店を持たせてくれる”とか。
藤吉郎も店の者も番頭さんが居なくなると困る、と引き留めますが…
啄子は違いました。
「止めしまへん」
そして、札束をまとめて、ポンと手渡しました。
退職金ですね。
「今までのお礼。慰労金と餞別や。
ケチケチせんと送り出すのが、わての流儀や」
ーー(ひゃー驚いた!ごりょんさんカッコええ!「始末」と言うのは、「生き金を使う事!」なのね。勉強になりました!)ーー
番頭さんは「へ?」と豆鉄砲を食らわされたようで、驚きの表情をかくさえませんでした!!
****借金の真相****
「お母ちゃんは無責任や、明日からどうするんや?」
啄子に詰め寄る藤吉。
「なっみゃ、あの借金。言えんのやろ?」
啄子はしぶしぶ話し始めました。
「あんたのお父さんや。おなごにうつつ抜かしてこさえた(作った)借金や。あんたが一人前になったら話そうと思って。」
立て直してくれると、信じての事や。
「お母ちゃん、誰にも言わずに1人で頑張ってきたんや。そんなことも知らんと俺は・・・」
てんに話し、顔をあらい、涙をぬぐいました。
「こうなったら、命がけでのれんを守るで」
ーー(ホンマかいな)ーー
ーー(おやじの借金はショック。でも、母が一人で店を守ってる間、芸人してたもんね。ホンマに、悪いけどボンクラ息子やね)ーー
****偶然の出会い****
藤吉郎「はあーこんだけ回ってもアカンか(ため息)」
寄席の呼び込みに「アカンアカン(もう芸はすてたんやもんね」と
そこへ、男が家から放り出され・・・よく見ると知っている男。
昔の芸人仲間の‟万丈目吉蔵”でした。
嫁の歌子が「こんなカス芸人に関わったらろくなことありませんで。こんなところで油売ってんと、ちゃっちゃと寄席の仕事でもとってこんかい~
ーー(嫁が超おもろすぎる。明日からみられるのかな?ちょっと綾野いk祖
キースも登場。「なんか楽しそうやな」
****近況報告****
藤吉郎「おてんちゃんは女中扱い、借金はあるは、番頭には裏切られるわ」
ーー(いやいや、てんが女中扱いされてるのは、藤吉郎が不甲斐ないからやん。それに、それしてるんは全部きみのお母さんでしょが)ーー
キースが一言・・・
「任せなさい!ええもうけ話があるで!!」
ーーキースのもうけ話に、いい結果ついてきたっけ?
もういい加減気付こうよね、藤吉郎さん)--
さあ、これからどうなってしまうのでしょうか?
今日はここまで。第26話へつづく→