わろてんか(26)北村屋の危機、乗り切れるか?

2017年10月31日 第5 週『笑いを商売に』第26

 

こんにちわ~ラックです!

今週から、大阪のホンマモンの芸人さんが登場するとのことで「自然な大阪の笑い」体験ができるのではないでしょうか。

藤井隆さん演じる、全く面白くない芸人‟万丈目吉蔵”・・・・ではなく、その妻が面白い!

そして『万丈目夫婦』の掛け合いが面白いんです!

そこに注目してみてくださいね!!

 

では、わろてんか、昨日のおさらいからです!

 


《第25話のおはなし》

 

●怪しい男の訪問…不動産屋で「家と土地を売って欲しい」と頼みに来る。この辺りの開発を計画する計画があったらしい。

●藤吉郎は新規顧客探しに…手押し車に、米・団子・カレーを積んで、客の開拓を試みる。が、次々と断られてしまう。

●番頭の裏切り…早朝から誰かに会いに行っていた番頭は、急にやめると言い出した。『天野屋』のごりょんさんから抜擢を受け、婿に入り、店を構えることになったと話す。

●啄子、始末の極意実行…『お礼・慰労金・餞別』だと、金を包んで番頭を送り出す。

●店の借金の真相…『父が作った借金』だとわかる。母啄子が、1人で返済をしてきたことを知り、藤吉郎は反省をし涙を流す。

●芸人仲間との再会…万丈目吉蔵と妻、キースと偶然再会する。

●キースからの儲け話の誘い…北村屋に借金があると聞いたキースが、儲け話を持ち掛ける。

 

キース絡みの儲け話には、今まで散々痛い思いをしてきたはずの藤吉郎。

さてさて、今回の『儲け話』は、大丈夫なんでしょうか?

 

第26話「北村屋の危機、乗り切れるか?」の巻

 

****奉公人、危機感を感じる****

 

芸人仲間と再会してからというもの、藤吉郎は毎晩帰りが遅くなっていました。

「商売が嫌になって、芸の虫が付いたんちゃう?」

「この店、危ないんとちゃうか?」

女中たちは心配しています。

 

「近江屋さん・加納屋さんに注文取りに来んでいいと言われました」

使用人たちが、次々に戻ってきました。

「天野屋にお得意先を取られてるようで」

 

**天野屋ごりょんさん、又八と訪問**

 

「又八と娘の婚儀が整ったご挨拶に」

とやってきました。

「又八が来てくれて色々助かりました。この不景気の中、潰れる店もぎょうさん(=沢山)ありますよってなあ

ー(北村屋って言いたいんだね?)-

 

啄子、笑顔で言い返す。

「のれんを守るために、えげつないことする店もありますよってなあ」

「又八さんもよう気ぃつけて、今度は最後まで勤め上げなはれ!」

ーー(ええぞええぞ、言ってやれ~)ーー

 

又八とごりょんさんはバツの悪そうな顔をして、

「ほな失礼します」

と帰っていきました。

出た瞬間、真顔になる啄子、怖い~

ーー(ハイハイ塩まきですね)ーー

 

****使用人からの提案****

 

「天野屋は、一等米に安い米をぎょうさん混ぜて、うちの半値くらいで売りさばいてるとか。」

「うちも、そうしたらどないでしょう?」

 

啄子、きっぱりとお断り!

「北村屋ののれんにかけて、そないなことできまへん!」

「お客さんの信頼を裏切るようなことしたらあかん!それが、商いをするもんの誇りちゅうもんや!」

 

****又一人、辞めていく****

 

夜、佐吉という使用人(手代)が

「お暇を頂戴したいと・・・」

と出て行きました。

 

ーー(心配、、、だよねこの店)ーー

 

啄子は「わてが3人分でも4人分でも働くさかい、大丈夫や」と言い、

藤吉郎も「心配せんでええ。俺が何とかするから」と。

てん「はい」とにっこり。

 

ーー(コラコラ、あんたが一番心配な人やん!何日かかっても儲けないやんか。オレ、なんとかできてませんで~~)ーー

 

****啄子の商人魂****

 

〈第一弾〉

獅子奮迅の働きで、自ら精米をし、塩こぶも作りました。

てんが「少し、お休みになられた方が・・」と言うくらい働きました。

 

そのお陰で店の前には、お客がいっぱい。

購入のお客さんには

「手前どもで炊きました塩こぶです」

と今でいう『粗品』を配りました。

「これからも、格別のお引き立てをよろしゅうお願いいたします」

 

〈第二弾〉

啄子自ら、手押し車に米を乗せ、行商に行く準備をしています。

でも、頑張りすぎて、腰を痛めてしまいます。

てんは、腰をもんであげています。

 

****ホロッとくるいい話****

 

啄子は、ポロッと弱音を吐きました。

「こんな事昔は慣れたもんやったのに。情けないなあ

昔話まで・・・

「子どもの頃、お父ちゃんに付いて色んなとこ行ったけど、船場は憧れの町やった

「失敗しても、誰も諦めへん」

「船場で店を持つことが一生の夢やった」

「先々代は、貧しい行商人のわてを迎い入れてくれた。その恩に報いるためにも、北村屋ののれんは守らなあかんのや

 

ーー(啄子、ちょっとてんに心開いてきたかな?いい感じ)ーー

 

****藤吉郎、芸人仲間の所へ****

 

ーー(ちょっとちょっと何してんのよ?お母さん、腰痛めてまで稼いでる時に~早よ帰りなさいよ!ちょっと腹立つなあ)ーー

 

藤吉郎「新しいお得意さん探しに堺まで足伸ばしてたんや」

吉蔵「どうやった?」

藤吉郎、首を横に振る。

ーー(は?成果なし?)ーー

 

キース「安心せぇ、例の儲け話、話つけてきたったで」

 

電気式髪結い機

 

略して「電髪(でんぱつ)!」

今でいう『パーマ』の事だそう。

当時の日本にはまだなかったらしい。

 

一枚の紙には、クルクルの髪の毛の外国人女性の絵がかいてあります。

キース曰く、

 

●エゲレス(英国)で開発されたばっかりの機械

●神戸の倉庫に商品があって、今すぐ現金を払ったら、安値で譲ってくれる

 

というのです。

ーー(借金あるんだから無理に決まってんじゃん、何言ってんのキース。頑張ろうとしてる藤吉郎の心を揺さぶらないであげて~お願い!)ーー

 

****吉蔵が凄い反応した!!****

 

「これは当たる!日本中で流行るで!」

 

吉蔵「クルクルのお嬢さんかわいいなあ~結婚したいわ」

嫁「ここに可愛い嫁おるやろが(頭ペシッ)」

 

ー(この夫婦さりげなく面白い)ー

 

藤吉郎は、てんが金髪クルクルの髪になってドレスを着て居る姿を想像。

 

吉蔵嫁「こんな人らのいう事聞いたらあかんで!!」

ーー(ホントに。聞いちゃダメ)ーー

 

キース「いやいや、店潰れんの指くわえて見てたらアカンで。家と土地、担保に入れて借金するんや」

藤吉郎「アカンアカン、できるかそんなこと!」

キース「男の真剣勝負するんや、店立て直してお母ちゃんに認めさせたいんやろ?

 

****藤吉郎、地券を発見****

 

その夜、藤吉郎は夜な夜な、店で探し物をしています。

ありました『地券』

 

てん「藤吉さん、どないしはりました?」

藤吉郎「おてんちゃんは、なんも心配せんでええから」

てん笑顔。

 

明日『地券』を持ち出しちゃうんでしょうか?母は、腰を痛めながらものれんを必死で守ろうとしているのに。

 

ーー(おばちゃまは怒ってますよ)ーー

ーー(ボンクラにもほどがある)ーー

ーー(なんでパーマで一発逆転なん?米屋で勝負せなあかんのちゃうの?)ーー

ーー(藤吉郎~目を覚ますのだ!!)ーー

ーー(大切な物の管理体制、ゆるいよね~金庫にしまって啄子が肌身離さないようにするとかすればいいのに)ーー

ーー(誰でも盗れるところに地券なんて置いちゃダメじゃん)ーー

ーー(てんも、お嬢様だからか人を信じすぎ。イラっとしてはいけないと思うけど)ーー

ーー(ま、ドラマにそんな怒らんでいいか)ーー

 

藤吉郎さんの頼りなさについつい憤ってしまい、申し訳ありません(謝)

 

今日はここまで。第27話へつづく→


 

 

Follow me!