わろてんか(27)藤吉郎、地券をどうする気だ?
- 2017年11月1日 第5 週『笑いを商売に』第27話
こんにちは~ラックです!
ご訪問ありがとうございます。
北村屋は、番頭さんが朝からどこかに行ってたり、藤吉郎は芸人仲間と再会したみたり…と、何か起こりそうな予感のする今日の幕開けです!
では、昨日のおはなしからおさらいしておきましょうね!
《第26話のおはなし》
●芸人仲間に再会してから、藤吉郎の帰りが遅くなってしまう。
●奉公人たちは‟再び芸の虫がついた”のではないか? ‟この店は危ないんじゃないか”と心配になる。
●「もう注文を取りに来なくていい」
奉公人は、お得意さんの店から言われたと、啄子に報告。
●『天野屋』は安い米を混ぜ、半額くらいで売りさばいているため、顧客はそちらに流れてしまっているようす。
●心配になった奉公人は、次々と辞めていく。
●人手がなくなったため、啄子自ら、精米をし、米を販売する。
●購入してくれたお客さんには、自作の塩こぶを配り、今後につなげたい啄子。
●啄子は、自分で行商に出ようとするが、腰を痛めて断念。てんに揉んでもらう。
●啄子はてんに、幼い頃から北村屋に嫁いだ経緯を話し、何としてでものれんを守りたい気持ちを話す。
●一方藤吉郎は、行商の帰りに芸人仲間の所による日々。キースの儲け話が始まる。
●今で言う『パーマ機』を土地と家を担保に借金して買わないか?と持ち掛ける。日本ではまだ誰も使っていないと。
●藤吉郎は何度か断るが、だんだんその気になり、とうとう夜に『地券』をコッソリ持ち出すのだった。
●てんに見られるが「なんも心配せんでいい」と言い、てんも笑顔。
母とてんが、一生懸命体を張って頑張っているのに、藤吉郎は‟一世一代”の賭けに出ようとしていますね。
キースも騙されている、、、、ってことはないのかな?
では、騙されていないことを祈りつつ、見てみましょう!
第27話「藤吉郎、地券をどうする気だ?」の巻
***電気髪結い機、到着***
ーー(え?もう届いてるってことは・・・藤吉郎、あのまま地券を持ち出したってことか・・・大丈夫かな)ーー
いよいよ試してみることに。
「はい」
「はい」
万丈目吉蔵は、何度も返事をしています。試したい、って事かな?
吉蔵の頭は、カーラーでクルクルに巻かれ、ヘルメットのように機械が装着されました。
吉蔵は緊張気味。
ドキドキしながらも、ちょっとウキウキした表情をしています。
暫くすると・・・
藤吉・キースら・・・
「ん?なんか焦げ臭くない?」
「あ!!!煙出てる!!!」
吉蔵「ん?煙?」まだ笑顔。
そのうち・・
「熱っ!熱っ!熱熱熱熱熱~~~!!!」
叫びへと変わっていきました!
キース「アカン、イカサカもん(偽物)や!」
吉蔵「これ、何個あるんや?」
藤吉郎「1000個や」
「え~~~~~」
藤吉郎は呆然となるし、
吉蔵は自分の髪が焦げて縮れたことに叫び声をあげるわ・・・
大変なことになってしまいました。
ーー(恐れていたことが本当になってしまうなんて。これからどうするんだろう)ーー
****藤吉郎は帰らず****
藤吉郎は、その日から帰らず何日も経ちました。
ある朝、奉公人全員が「暇をもらった」と出ていくところでした。
「若旦さんも帰って来-へん。もう、この店は終わりや。あんたも早よ見切りつけた方がええんとちゃう?」
と言われてしまいました。
ーー(ホントに、とんだボンクラ息子。のれんもてんも守るって言ったくせに。「なんも心配せんでええ」って言うたやん。嘘つき~)ーー
ーー(と、てんは怒りたくならないんかな?『あばたもえくぼ』ってレベルは超えてると思うのは私だけ?)ーー
**啄子とてんは・・・**
啄子は、のれんをかけ、自分に気合をいれています。
てんは、船場の寄席に声をかて藤吉郎を探す。
藤吉郎は見つからないが、「万丈目」と言う人が近くに住んでいることを教えてもらい、家を探します。
「あ、ここかな?」
家を見つけたその時・・・・
男の人が中から外へ放り出されます。
「遊んでんと、稼いでこいっちゅうねん
家から放り出された男は”万丈目吉藏でした。
助けてーとてんにすがました。
****吉蔵の家で****
吉蔵は、後頭部にひょっとこの面をつけ、後ろ向きでてんにお茶を出す。
てんは吉蔵が何をしているのかわからずキョトンとしています。
嫁「後ろ面、っていう芸をしてるんやけど、全くおもろないんや~」
「ま、笑いが取れても、金にもならんし、人の役にも立たん!」
てん「そんな事ないです。うちは、笑いは人を幸せにする薬やと思うてます」
ーー(父儀兵衛さんの言葉そのままやん~)ーー
吉蔵「は~ええこと言うなあ」
嫁「はあ~そんなもんですかいね」
吉蔵「で、どなたさん?」
てん「北村屋の」
吉蔵「え、北村屋?」
てん「うちの若旦さん知ってはります?」
吉蔵「知らん知らん、早よ帰ってんか」
**吉蔵、皿を持ってどこかへ**
辺りを警戒してキョロキョロしながら、どこかへ急いでいます。
てんは、見つからないように、距離をあけて尾行。
吉蔵は、一軒の家に入っていきました。
てんは、穴から中を垣間見ると・・・
そこには・・・
あっ!!あれは…藤吉?
上半身裸で寝そべっています。
そこへリリコが。
「あんた、ここ気持ちええか?」
背中にお灸をすえました。
思わずてんは中に!
「藤吉さん、こんな所で何してはりますのん?」
リリコ「えらいとこ見られてしもたわあ」
藤吉郎「ちゃうちゃうちゃう」
てんは、ツカツカツカと藤吉郎の前へ来ると、
ほっぺたをパチン!!
ーー(そやそや!それくらいせんとアカンと思ってたよずっと)ーー
てんを追いかける。
てん「店が大変な時におなごはんと居るやなんて。信じたうちがアホでした」
ーー(その通り)ーー
藤吉郎「芸人の時からこう薬を張り合ってたもんや。これには深い訳があるんや」
ーー(騙されただけやん)ーー
●藤吉郎は、キースの儲け話はイカサマもんだったこと。
●業者もキースも逃げてしまった。
●キースに事情を聞くまで帰られへんからここで待ってたこと。
を話しました。
てんも「うちもここで待たせてもらいます」
と言い出しました。
ーー(え、店は?ご飯とかどうするの?)ーー
****北村屋では****
ごりょんさんは、てんが帰ってこないことに気をもんでいるところ・・おトキが「探してきまひょか?」と言っていた時でした。
誰か来ました。
「もったいないなあ、壊すのん」
と言っています。
聞くと「金貸し」だと言います。
そこで、全てがバレてしまいました。
‟土地と家を抵当に入れて金を貸した”
啄子はびっくり、オロオロ。
ーー(旦那と同じように、息子も借金するなんて。DNAって怖い)ーー
****キース戻る****
藤吉郎・てん・リリコ・・・・
3人は、キースが戻るのを、じっとして待ちます。
暫くすると、キースが戻ってきました!!
追いかける藤吉郎。
逃げるキース。
そこへ、やってきましたあの人が!!
そう、あの人とは・・・
借金を作られて怒った人!!
そう、藤吉郎の母啄子です!!
「何ちゅうことしてくれたんや!!」
ーー(そら怒るわ)ーー
「お母ちゃんが、成敗したる」
何故か、キースが持っていた刀を抜くと、刀を振り上げています。
今にも切られそう。
ナレーター
『明日は、いよいよ刃傷沙汰でしょうか?』
で終わりました。
一体明日はどうなってしまうのでしょうか?
今日はここまで。第28話へつづく→
最後まで読んでいただきありがとうございました。
言いたいことは一言だけです。
「おてんちゃん、頭下げて京都に帰り」
もう~藤吉郎ホンマどうしようもない男です。
ダメ男に惹かれる女子って、いつの時代にもいたんですね。
てんの、苦労が見えてますね。
女の子を持つ母としては、連れ戻したい感がありますが。。。
てんは、きっとダメ男のままでもいいんでしょうね。
では、明日も健気なてんを見守りましょう。