わろてんか(31)てんと藤吉郎、寄席の箱探しの日々

2017年月日 第6週『ふたりの夢の寄席』 第31話

 

こんにちは~ラックです!

ご訪問ありがとうございます。

 

今朝は、どの番組もトランプ大統領が来日されたニュースから始まったようです。

ハンバーガーの肉の焼き加減は〝『ウェルダン』(しっかり火を通した状態)がお好き” とか?

『恒例のゴルフ外交』では、大統領たってのご指名で、松山秀樹選手が同行されたとか。

今夜の日米首脳会談前のおもてなしも大変そうですね。

 

さてそんな中、いつもと変わらず『わろてんか』レビュー、始めたいと思います!

 

第31話「てんと藤吉郎、寄席の箱探しの日々」の巻

 

『ようこそ芸人長屋へ~』

 

心機一転、引っ越した先は〝芸人長屋”

自己紹介されますが、啄子は終始無言でしかめっ面です。

ま、一応、自己紹介聞いときましょうかね。

 

【役者・アサリ】

・着物着て化粧をしているが、面白くない

 

【怪力の岩さん】

・硬いクルミを一握りで割る

ーー(ん、それだけ?)ーー

 

【万丈目吉蔵(まんじょうめきちぞう)】

・‟後ろ面”を芸にしている

・後頭部にひょっとこの面をつけ、ひょっとこが何かをしているように見せる芸。大して受けないらしい。

 

【キース】

ーー(自己紹介なかったので私が軽く)ーー

・藤吉郎と昔から一緒に旅芸人をしていた1人。

・人はいいし、悪気はないが、様々なトラブルを起こすことが多く、逃げていることも多い。

・いつもニコニコ。明るく周りを笑顔にする。

 

 

啄子の反応

 

啄子はけげんそうな面持ち。

藤吉郎「ココは、大きな家族っていう感じで」

啄子「あんな、けったいな(=変な、訳のわからない)連中を家族言うんか?」

 

嫌そうに怒っている啄子に対しててんは、

「毎日わろて過ごせそうです」と。

ーー(啄子の発言を軽~く打ち消しましたね、さすがてん)ーー

 

貧乏な食卓

 

《食事メニュー》

・ご飯(安い米残してたのか?)

・たくあん

・汁(中身は見えません)

以上。

 

ーー(ごりょんさんは『質素倹約』をしてきた人だし、梅干しを眺めて出た唾液をおかずに出来る人なので、コレでもいいのね)--

 

これからどうするのか

 

啄子「これからどうする気ぃや?」

てんと藤吉郎に意思確認します。

 

藤吉郎「寄席をしたい」

「3か月死に物狂いでやってモノにならんかったら諦める」

 

その言葉に啄子は、

「ひと月や!」

 

ーー(ひと月とは厳しいですが、なんとかチャレンジはさせてもらえるようで、良かった良かった)--

ーー(てんのひらめきや、明るいパワーがあるから何とかなるのかな?)ーー

 

『箱』探しの日々

 

寄席を始めるには『箱』が要る

 

『箱』というのは『寄席小屋』のこと。

『箱』がないと何も始まらないんだそうです。

 

『寄席』は一日中いつでもやってる『箱』がないと『寄席』とは言わない

と藤吉郎はてんにおしえました。

 

「ほな探しまひょ」

ーー(いつでも軽いおてんちゃん)ーー

 

2人で一生懸命、寄席を譲ってくれないか尋ねて回りましたが一向にそんな物件はなく・・・

 

 

『箱』の支払いはローンで

 

「寄席を売ってくれへんか?って聞いて回ったんか?素人が寄席やるって夢の又夢や~」

売れない芸人仲間たちに大笑いされてしまいました。

 

金はあるのかときかれ・・

「毎日の売り上げから少しずつ返済する」計画だと言いました。

 

ーー(いわゆる今で言う『ローン返済』やね。でも返す見込みないと貸してもらえないんちゃうのかなー)ーー

 

芸人仲間「それ、ええなあ。うちらも探しとくわ」

と『箱』探しを手伝ってくれることになりました。

 

 

陰ではこの人が見てるよ

 

万万亭ののれんから、チラッと中を覗いて立ち去っていきました。

何を思ったのか?

その表情からは、想像は付きません。

何かを企んだのか?

藤吉郎の事は諦める気になったのか?

でも、今後に影響を及ぼすことは間違いないですね。ドキドキする存在です。

 

覚えていますか?

『リリコ』

 

《リリコを知らない人のためのワンポイント情報》

 

藤吉郎の事を子どもの頃からずっと好きでした。

てんに嫉妬し、数々のイケズをしたり、藤吉郎の過去を勝手にばらしたり、と恋路の邪魔をした女の子なんです。

 

藤吉郎と一緒に旅芸人をしていましたが、リリコは『女義太夫』で人気が出て、アイドルのように活躍しています。

 

この子も‟芸人長屋”の住人なんです。

ご近所さんになるって酷。

 

 

2人っきりにドキドキ

 

急に2人っきりになりました。

みかんに手が触れてドキドキする2人!

 

ーー(ダメダメごりょんさん来るよ)ーー

ーー(葵若菜の初々しい演技は見てる方も照れる)ーー

 

啄子入る

慌てて手を放す2人。

「さ、寝ますよ」

 

啄子を真ん中に挟み川の字で寝る3人。

寝入ったのを確認して

「おてんちゃん起きてる?」

「はい」

「何はともあれ頑張ろか」

「はい」

 

啄子「ゴホン」

ーー(やっぱ母起きてる(笑) 可愛い2人、早く結婚できるといいね!)ーー

 

そんなこんな、プチラブシーンもありつつ、夜が明けました!

 

再び『箱』探し

 

リリコが家の前にいました!

 

てん「ご近所さんになるんでよろしゅうお願いします」

リリコ「こちらこそよろしゅう。あ、寄席始めるんやて?凄いなあ~がんばってな。うちも義太夫頑張るさかい」

 

なんだか、前のリリコと違います。

 

ーー(気になる・・・)ーー

 

出会い

 

探しているうちに、年が明けてしまいました。

街中は、初詣帰りに破魔矢を持って、綺麗な着物で着飾った人たちでいっぱい。

 

憧れの『南北亭』にはお客さんがいっぱいです。

 

藤吉郎「ええなあ、いつかいっぱいお客さんが入る寄席の‟日本一の席主”になりたいなあ」

てん「そうですね」

 

 

その後、てんの鼻緒が切れかけて止まった場所に小さな̪社があり、

「ええ掘り出しモンがあるようにお参りしとこうか」

と2人で初詣をしました。

 

ふと目をやると、そばには古い寄席が。

 

『端席(はせき)』

 

といって、場所が悪く、人通りも少ない所にある寄席の事。

 

 

「なんか気になるんや」

 

てん「藤吉はんが気に入ったんやったら、きっとええ出物に違いないと思います」

藤吉郎「そうか?」

てん「へえ」

藤吉郎「正月やのにやってないって言うことは、安う手に入るかもしれんなあ、えらい古そうやし」

 

2人はここに決める気満満です!

 

 

この人誰?

 

男「なにごちゃごちゃ抜かしとんのや!」

(ぬかす=勝手なことを言う・ようなイメージでとらえてください)

 

近くに座っていた男が、急に話しかけてきました。

何か勢いよく怒ってる?

 

身なりは、みすぼらしく、服はボロボロ、ところどころ破れています。

地下足袋に下駄、ちゃんちゃんこを羽織っています。

何日もお風呂に入っていない?と思わせるような顔つき、少し薄汚れた感じの男です。

 

さて、この出会いは、2人の人生に影響を及ぼすんでしょうか?

明日が楽しみですね!

 

ーー(何と言っても『内場勝則』ですから!『吉本の顔』と言われるくらいのネームバリューもあります。大阪で知らない人はいないでしょう)ーー

 

今日はここまで。第32話へつづく→


 

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