わろてんか(32)亀井庄助との出会い
2017年月日 第6週『ふたりの夢の寄席』 第32話
こんにちは~ラックです!
ご訪問ありがとうございます。
今日は関西はとってもいい天気。
運よく仕事が休みだったので洗濯物と布団をいっぱい干して、気分は最高!
こんな日は、ガハハハッと大笑いしたい気分。
さあ、今日のわろてんかは笑えるかな?
昨日のお話のおさらいからいっていみよう~!
《第31話のおはなし》
●土地と家を手放した啄子は、藤吉郎とてんの3人で暮らすことになりました。
●万丈目吉藏が紹介してくれた物件は、売れない芸人達が住む” 芸人長屋”
●啄子は、芸人達が気に入らない様子で、自己紹介の間も終始無言。
●手持ちのお金は少ない為、食卓は、ご飯・たくあん・汁のみと乏しい。
●「ひと月で結果を出せないなら、芸人は諦めるように」と啄子と約束する藤吉郎。
●『寄席の席主』になるために必要な『箱』探しの日々が始まる。
●潰れた古い寄席が何故か気になる藤吉郎。
●てんと藤吉郎は、この寄席の小屋主に安く譲ってもらいたいなとその気になっていた。
●その寄席の前に座っていた、みすぼらしい男に「何をごちゃごちゃ抜かしとんねん」と声をかけられビックリする。
という場面で終わりました。
明日は、いよいよ内場さんの正体が明らかになるんでしょうか?
きっとこの男との出会いは、鍵を握っていますよね!
第32話「亀井庄助との出会い」の巻
藤吉郎「小屋主が誰か知りませんか?」
男「なんで小屋主探しとるんや?」
藤吉郎「寄席をやりたいんです」
若いしお金もなさそうだと言われ、てんは‟この人の、寄席をやりたいって気持ちは誰にも負けまへん”
そう答えました。
男「ハッハッハッ。夢みたいなこと言うてんと、真面目に働かんと、目ぇ覚めた時、ワシみたいに浦島太郎になっとるで。帰れ帰れ!」
ーー(ワシみたいに、ってことはこの人が?)--
万万亭で判った事実
みすぼらしい男の話をしたら、岩さんが言いました。
「あの男が、小屋主や!」
芸人仲間の話をまとめると・・・
・亀井と言う名の偏屈男
・朝からずっとあそこに座ってじっとしているから‟万年亀井”と呼ばれている
・他を探した方がいいんじゃないか?
と言う話になりましたが、藤吉郎は・・・
亀井が気になる藤吉郎
翌日、亀井の所に行ってみました。
シーン・・・動かない。あれ?
「小屋主の亀井さんですよね、昨日はいきなりすみませんでした」
シーン・・・動かない。あれ?
「ここで寄席をやらせて以下抱けませんか?」
シーン・・・動かない。まだ?
(ほなこれでどうや?)
「せめて、中を見せてもらえませんか?少しでいいんです」
亀井「あかん」
ーー(おっ、喋った)ーー
でも、びくともしないので、藤吉郎横に座ってみました。
2人で、シーン・・・。
ーー(やっぱてんがおらんとダメな男なのか?一人で頑張るんや!ファイト!)--
啄子、持ち金数える
啄子「毎日、減るばっかりや。藤吉郎は何してますねん」
てん「気に入った箱が見つかって、毎日小屋主さんとこ通うてはります」
啄子「このままやったら、わてらも草で餅ついて食べなあかんようになるわ!」
てん「へえ~草でお餅作るんですか?美味しそうやわ~」
ーー(天然なおてんちゃん。さすがポジティブ)ーー
啄子ちょっと呆れて、
「もうええ、あんたらに食べさせてもらおうと思ったうちがアホでした」
アサリ、啄子の付き添いさせられる
アサリが「オバハン」と言ったら怒られた。
しぶしぶ「オネエサン」と言い換えて、どこに行くのか尋ねると・・・啄子は言いました。
「野菜の振り売りで自分の食いぶちは自分で稼ごうと思う」
野菜市まで案内させられることになったアサリ。こき使われるのか?
藤吉郎、新たな作戦に出る
饅頭を持って亀井の元へ。
「饅頭で寄席帰ると思うてませんからどうぞ」
少しずつ亀井は口を開くようになってきている。
その時・・・
リリコが近くを通りました。
年配のお金持ち風の男性と笑っています。
「リリコ」
藤吉郎が声をかけると、リリコは慌てて立ち去りました。
ーー(困っている感じ気になる)ーー
藤吉郎は、心配そうに見ています。
すると、またまた事件??
キースが「ごりょんさんが!!」
と慌てて帰る藤吉郎。
ーー(おーい、饅頭忘れてるで!)ーー
啄子、腰を痛める
アサリに案内をさせて、振り売りに出かけた啄子が腰を痛めました。
「えらい目に遭うたんは、わい(自分)の方や~」
ーー(ほんまアサリ被害者やわ)ーー
啄子は「アサリはんは金勘定もきっちりできるし商人として見どころある!アサリはんが手伝ってくれるから大丈夫や」
「え??」驚くアサリ。
ーー(ちょっと勝手な啄子さん)ーー
藤吉郎「アサリに迷惑かけるわけにいかん。振り売りは俺がしながら小屋主んとこ通う」
ホッとするアサリ。安堵安堵。
てん「うちも働きますさかい」
啄子「そうか~」
振り売りと一膳飯屋、夜は内職を
藤吉郎は天秤棒を担ぎ、野菜の振り売りと寄席探し。
てんは、昼は一膳飯屋、夜は針仕事の内職。
2人で一生懸命働きました。
てんは、おばあさまに教えてもらっていたおかげで針仕事も得意。
一日一枚、着物を縫い上げるてんでした。
啄子は「一日一枚も??」と驚いていましたよ。
ーー(てん凄い!私が縫った訳じゃないのに、ドヤ顔したい気分。ドヤ、啄子め!)ーー
亀井の元へ
振り売りしながら寄席探し。
亀井の元へも毎日通う藤吉郎です。
亀井「懲りひんやっちゃなあ~」
(通訳:懲りない奴だなあ)
「お一つどうぞ」とミカンを差し出す藤吉郎に、亀井は言いました。
「あの子が持ってきたお芋さんの方が旨いなあ。毎日来よるで」
ある日も・・
てん「お針子の残りの継ぎはぎですけど」と、ちゃんちゃんこ(袖なし)を渡しました。
亀井「昼夜働いて寝てへんのちゃうか?」
てん「寄席を手に入れる為やったらへいちゃです。あの人を日本一の席主にしたいんです」
亀井は優しい顔で微笑みました。
てんもにっこり。
ーー(愛する人の夢を叶えてあげたいというてんの気持ちが‟日本一”なんじゃないかな。縁の下の力持ちっていうか、内助の功というか)ーー
ーー(妻の鏡!私も見習わねばと、毎度思わされるシーンだなあ)ーー
ーー(↑妻と呼んだらごりょんさんに怒られるな)ーー
リリコの気になる様子
帰る途中に、浮かない顔のリリコに会った藤吉郎。
先日会った時も、気になる顔をしていましたね。
「夜、うちに来て」
リリコは藤吉郎に言いました。
ーー(折角、前向きに頑張ってる時に、いらぬ誘いをしないでおくれ)ーー
家に戻った藤吉郎は、てんがうたた寝をしていたので、そっとリリコの家にやって来ました。
ーー(行ったらあかん)ーー
お金を握りしめてすすり泣きをするリリコ。
藤吉郎「どないしたんや」
リリコ「お願いやから、うちを助けて!」
ナレーター
また、一波乱起きそうです!!
ーー(意思の弱い藤吉郎は、一体どうするか?あんなに頑張っているてんの為だけに生きてあげて欲しいと、おばちゃまは切に願うんですけど)ーー
今日はここまで。第33話へつづく→