わろてんか(35)亀井の寄席に寺ギン現る!
2017年月日 第6週『ふたりの夢の寄席』 第35話
こんにちは~ラックです!
ご訪問ありがとうございます。
人生と言うものは、上手くいきそうなときに邪魔が入る・・・そんな事、よくありますよね。
まさに、今のてんと藤吉郎は一進一退。
さて、今日はどうなるのか?
昨日のおさらいからいってみましょう~!
《第34話のおはなし》
●予想通り、京都から風太がやって来ました。
●藤吉郎に「てんを京都に帰してやってくれ」と頼むが、「商人として成功するまでは敷居を跨がないと約束した」と断られる
●てんにも頼むが、返事は同じ。
●風太は、儀兵衛の体調の悪化は言えずに帰って行った。
●啄子は、アサリたちの優しさに触れる内に、長屋の暮らしに慣れてきていた。
●亀井は、不動産屋からの誘いで、借金返済の為に寄席を手放そうか迷っていた。
●てんと藤吉郎は、何度も亀井の元を訪ねる。
●2人の寄席に対する熱い想いに打たれた亀井は、2人に寄席を譲る決意をし寄席のカギを開けてくれた。
●てんと藤吉郎は、亀井の寄席が自分たちの物になることが嬉しくて、決意を新たにするのだった。
●啄子は、自宅で何やら怖い顔。
折角、寄席が手に入りそうなのに、雲行きが怪しい終わり方・・・ごりょんさんを納得させられるか?
第35話「亀井の寄席に寺ギン現る!」の巻
啄子開口一番「あきまへん」
ーー(やっぱりな)ーー
長屋の芸人仲間は「俺も出してくれる?」と集まってきましたが・・
「お母ちゃんが・・・」
キースとアサリで説得に行きました。
あれ?啄子さん体操してる。
「とっくに治っとったんやろ」
啄子「明日から振り売り再開するから体ならしてるんや」
3人の掛け合いが面白い
「2人の寄席、認めたってーな」
「藤吉郎とおてんちゃんやったら、きっとうまくいく!」
「長屋のみんなで応援する、せやから・・」
啄子お茶のんで「アーッ」
「・・・・・・」
キース&アサリ
「だんまりかい!!」
「あんたなー息子が折角夢叶えようとしてるんや、親やったら応援したりーな!」
啄子「・・・・・・・・・」
キース&アサリ
「だんまりかい!!」
ーー(3人で、藤吉郎の寄席に出演したらいいんちゃう?ネタは「だんまりかい!」で)ーー
ーー(ツイートでもこの場面の反応は多かったようです)ーー
ーー(アサリファンの私としては、もっと見たいなあ)ーー
啄子の気持ちは変わるのか?
夜になっても啄子のだんまりは続く。
翌朝早く、啄子は野菜の振り売りのフリをして?寄席を見に行きました。
「・・ここ・・・」
思わず中に入る啄子。
啄子を探しに来たてんと藤吉郎が、寄席を見ると開いている。
啄子は寄席の中でぐるりと見渡しているところでした。
「やっぱりここや。藤吉郎と初めて来た寄席や」
藤吉郎「え?ここがお母ちゃんと来た?」
てん「ここを気にいったんは、そやからなんや」
ーー(なるほど、そういうことか。潜在意識の中にあったんか)ーー
藤吉郎「川に飛び込んで死のうとしてたお母ちゃんに、わろて欲しくて、ココに連れてきたんや」
啄子「そうか、あの時疲れ果てて」
啄子は、疲れ果てていて気付かなかった‟あの時の息子の優しさ”を知ることができました。
ーー(年月を経てお互い知る真実。自分を想っての事だと判ると、人は優しくなれるんだと、この場面は教えてくれてるんやなあ。ちょっと感動できた自分の気持ちも大事にしたいと思った私)ーー
ホーホケキョ
「お母ちゃん、覚えてるか?」
「暗い顔したお母ちゃんを元気付けたい、その一心やった」
ホーホケキョ ホーホケキョ
啄子は笑いました
「お母ちゃんが、俺の芸で笑った」
啄子「わろたったんや」
ーー(藤吉郎には悪いけど、ホーホケキョって芸ちゃうからね。ほんま。わろたっただけやで、もう~)ーー
寄席するんやったら、お金取れる芸人、集めなあきまへんで!
ここからが、ホンマの試練や、あんじょう気張りや!
「ええんか、お母ちゃん!!」
ーー(やった~!!これで寄席始められるね)ーー
「人の小屋で何しとるんや?」
怖い顔のおっさん登場!!
いえ失礼、おじさん登場!
ーー(出ました、兵頭さん!大阪芸人おもろくしてや~)ーー
亀井「あんたらに譲れんようになってしもてなー」
寺ギンと言う名の太夫元(だゆうもと)だという。
『太夫元』とは、
芸人を寄席に送り込む、芸人の元締め
亀井「この小屋譲って欲しいと、500円ポンと出すと言ったんや」
当時の500円=今の500万円に相当します。
亀井「3日後までにあんたらが500円払ってくれたら、あんたらに譲ろう」
そんな大金、無理に決まっています。
藤吉郎「もう手は尽きたな・・・・」
いいえ、ひとつだけ、手は残っています
てんは、ある決意をして翌朝早く家を出ました。
そうです、一縷の望みはここ・・
実家の『藤岡屋』
‟2度と敷居をまたがない”と約束したてんは、どうするのでしょうか?
今日はここまで。第36話へつづく→