わろてんか(42)喜楽亭文鳥、『時うどん』で端席に出る!

2017年11月18日 第7週『風鳥亭、羽ばたく』 第42話

 

こんにちは~ラックです!

ご訪問ありがとうございます。


《第41話のおはなし》

 

●アサリは、やはり戻る気はなく「この寄席はもう終わりや」と捨て台詞を残して去っていってしまった。

●てんは「絶対守ってみせる!」と再び決意!

「文鳥師匠本人に出てもらおう!」と誰もが驚く提案をする。

●甘いカレーを作って師匠の元へ2人は出向き「師匠ご本人に出てもらえないか?」とお願いをする。

●藤吉郎は、子どもの時見た前座噺の『時うどん』が一番好きだと楽しそうに真似をしてみせた。

●2人の熱い想いに打たれた文鳥師匠は「1回だけやで」と、出演を約束してくれた。

栞は『新聞での宣伝』を提案し、当日沢山の記者が集まった。その中に、記者になった楓の姿がある。

●『風鳥亭』は『満員御礼』となり、女,子どもの姿もある。

●弟子たちが反対する中、文鳥師匠は舞台に向かうのであった。

 

きっと、お客さんたちは、大満足で大笑いするのだろう。

風鳥亭が目指す姿が一日こっきりになるのか?この先も又『満員御礼』が見られるのか・・・?

岐路に立った今日、2人の運命はこの日にかかっているといっても過言ではないだろう!

 

今日のおはなし、いってみよう~

 

第42話「喜楽亭文鳥、『時うどん』で端席に出る!」の巻

 

『喜楽亭文鳥』

始まりました!!

 

「よっ、『千両ミカン』『百日目』『立ち切れ線香』やってくれ!」客からリクエストの声がかかりました。

 

楓記者〈十八番の大ネタに注文殺到す〉

 

文鳥「今日はめったにやらんモンをひとつ」

藤吉郎が好きだと言った『時うどん』です。

お客はどよめいています。

 

『時うどん』は、お腹を空かせた2人組の男が主人公。15文しか持っていないのに16文のうどんを食べて帰ったというおはなし。

笑いどころは《1人が食べる→1人が袖を引っ張る→食べる→引っ張る、の繰り返しで「引っ張りな」というセリフが面白い》

《「半分残す」と言いつつ殆どなくなり2人目の男が嘆くところ》

《勘定で「1.2.3、、、9」で「今何時や?」「9つや」「10,11…16」「へえ、おおきに~」と店のおじさんがごまかされてしまうところ》

《次の夜、弟分が同じようにやろうとして失敗するところ》

 

お客さんはもちろん、記者も、芸人達も、反対していたお弟子さんも、大笑いしていました。

藤吉郎とてんは顔を見合わせ微笑み合い、藤吉郎は感動して涙を流していました。

 

大ネタでもなく、十八番でもないのに、笑いを取るのは文鳥師匠だからこそ!!

記者たちも絶賛していました。

 

 

文鳥師匠からのお言葉

 

「うどんは熱いのがうまいが冷めたらまずくなる。寄席も同じ、一時の盛り上がりは続かない。」

 

これからどんな味付けをしていくかは、2人の腕の見せどころや

 

肝に銘じておきますと約束した2人でした。

「舌のしびれるような辛い辛いおうどんをご用意してお待ちしております」と。

 

記者になった楓と再会

 

「職業婦人として働きながら、歌人目指してる!」

「でっかい記事かくさかい、毎報新聞楽しみにしといてな!」

 

急いで記事を書きたいからと、すぐ帰ってしまいました。

 

ーー(イキイキしている楓さん。歌人は諦めてなかったんだ。やっぱり諦めない気持ちはとっても大切なんだなあ)ーー

 

『いまだ無名なるも、情趣溢れる小演場‟風鳥亭”に、伝統派大看板の喜楽亭文鳥が出演す!『時うどん』にて満座の観客をして、抱腹絶倒せしめたる開演を成したり!』

 

楓さんのこの記事は、大阪中の話題になっているようです。

 

啄子さんも「ほう、これは」と、家で新聞を読みながらつぶやきました。

ーー(いいシーンに水差してごめんなさいね、新聞取る余裕あるのかなあ?この日だけ買って来たのかな?それから‟啄子さん老眼かな虫眼鏡”細かいとこまでこだわってるのに「いいね!」)ーー

 

 

栞君ありがとう

 

「栞君が新聞社に声をかけてくれたお陰や」

藤吉郎は栞にお礼を言いました。

なのに

「いやいや、席主の熱い想いが通じたから。おてんさんの機転もね」

と2人を褒める栞。

「この記事を読んで、居ても立っても居られない男がいるはずだ」

と言いました。

「え??」と2人。

 

ーー(鈍感な2人。大丈夫かしら?あの人やん大黒さん磨いてたドスのきいたあの怖いおっちゃんよ~)ーー

 

 

怖いおっちゃん登場

 

寺ギン「うちの芸人、出したるわ」

てん「伊能さんが言うてたんは、、ココまで読めてたんや(と感心)」

寺ギン「あんたんとこの太夫元になったるわ」

てん「寺ギンさんの芸人さんに出てもらいたかったんです。1日疲れた後に、難しい事は考えんとわろてもらいたいんです」

藤吉郎「安うてオモロイんがええです」

 

 

伝統派に庶民の味方されたら黙っていられなくなったようですね。

ただ、条件がありました。

 

うちが7分、あんたんとこが3分や。それ以外は認めん

 

ーー(あーあ、セコイ条件出してきたよ)ーー

 

そこへ、内場さん、、じゃなかった亀井さんが登場。

「下足番として雇って」ですって。

 

さあーて、来週の『わろてんか』は?

 

今日の、予告編は今までとちょっと違いますよ~

「風太でーす!リリコでーす!」

釣り竿持ってますねえ?

釣りバカ日誌風とか言う説もあるようですよ?

なかなかこのコンビいいんじゃない~?藤吉郎の寄席に出て漫談やっちゃって~

 


第8週『笑売の道』

 

●芸人もお客も増えて順風満帆・・と思いきや経営は火の車?

●そこで藤吉郎が考え出したウルトラCとは?

●『安うておもろい拾銭寄席』と書いたのぼりを持ってるのは・・栞さまではないですか?

●太鼓に笛、三味線・・・赤い帽子をかぶって、もしやこれは『チンドン屋』?

●啄子さんから重大発表??

 

果たして、どんな芸人さんが現れるのか?アサリは戻って来るのか?啄子さんからの重大発表ってなに?

来週も楽しく一緒に『わろてんか~』

 

今日はここまで。第43話へつづく→


 

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