週間わろてんか(49話~54話)てん堪忍袋の緒が切れた!修復可能?

2017年11月27日(月)~12月2日(土)第9週『女のかんにん袋』

 

こんにちわ~ラックです。

『わろてんか』展開しましたね~いよいよ結婚生活のお話になっていきます。

‟夫婦とは?家族とは?”など考えさせられる場面も出てきそうですね。

また、風太とおトキの掛け合いが見られるのも楽しみです。‟おトキは絶対風太の事好きだよね”って視線で見てみるのもいいですね。

さあ、新しい風鳥亭はどうなるのか?

 

今までのあらすじ

10/2から始まった『わろてんか』

今までのお話を短くまとめたあらすじは『サラッとあらすじわろてんか』→

覗いてみてください。

 

前週土曜日のおはなし

 

風鳥亭は1周年を迎え、京都からは、父の遺影を持って母しずと妹夫婦、風太が祝いに駆け付けてくれました。

2人の頑張りで、借金の500円も完済することができました。

啄子は、てんの頑張りを認め「『人は財なり』という事を教えてもらった、立派なごりょんさんだ」と言いました。

 

「2人の結婚も喜んで認めまひょ」

2人はめでたく夫婦になりました。

風鳥亭は会社にし、名は『北村笑店』になりました。

啄子は一安心。アメリカの知り合いの所で、もう一旗上げるんだと渡米していきました。

 

最後は、大正3(1914)年、2人に『隼也(しゅんや)』という男の子が誕生した場面で終わりました。

 

 

今週のおはなし

 

《大正4年(1915) 2軒目の寄席?》

風鳥亭は、客足も伸び、新しい下足番と

お茶子も雇いましたが、てんは隼也をおんぶして呼び込みやお茶子をするほど、忙しい日々を過ごしていました。

 

ある夜、栞が尋ねてきて活動写真を増やしている話をし、「藤吉君も2軒目の寄席を作ったらどうだ?」と持ち掛けられたのをきっかけに、藤吉はその気になってしまいました。おまけに酔い潰れてしまいました。

「あおって悪かったね」と栞。

ーー(ホンマに。妻の立場から言うと、儲かる確信ないのにあおらないで栞様)ーー

 

《新しい寄席探し》

藤吉は、翌日から小屋探しに忙しくなり、家族は放ったらかし、帰宅も遅く飲んで帰る日も増えました。

隼也の『端午の節句の兜』も、一向に買ってきません。

 

 

藤吉が風太に言った言葉

風太が大阪に来たので、一緒にご飯を食べててんの家に泊ってもらうことにした夜の事。

ようやく帰ってきた藤吉は、酔っていました。

「隼也~」と起こそうとしたり、ふらついて食事をひっくり返したりと、待っていた人の事を考えている素振りは全く見受けられませんでした。

てんが可哀そうになった風太は思わず藤吉に食ってかかりました。

すると、

「俺かて、家族のために一生懸命頑張ってんねん。

芸の事なんも知らんくせに偉そうなこと言うな!

 

 

藤吉に言われて、思わず家を飛び出した風太。

ちょっとむしゃくしゃしているようですね。

と、誰かにぶつかってしまいました。

「なんや?あ?」相手は怒っています。大丈夫か風太。

 

リリコ大阪に&かんにん袋

 

東京で人気者になったはずのリリコが、風鳥亭を見に来ていました。

「娘義太夫は辞めた」と言うのです。

人気が出ると、焼きもち焼かれたり大阪なまりだといじめられたり、師匠に不義理をしたために高座には出られない・・というのが理由とか。

 

てんは、ついリリコの前で藤吉の愚痴を漏らしました。すると『かんにん袋』を勧めてくれました。

かんにん袋とは、落語のお噺だそうで。

 

『堪忍袋』

喧嘩ばかりの夫婦が、面と向かって言う代わりに、袋に向かって愚痴をぶちまけるお噺。

 

亭主「亭主を亭主と思わないスベタあま」

嫁「なーにが亭主だ、毎晩毎晩遅く帰ってきやがって!」

亭主「仕事の付き合いもわからないのか、この大福あま!」

嫁「一緒になったら幸せにしてくれるって言ったのに、大嘘つき~!」

と、袋にぶちまけている間に夫婦仲が良くなった。

 

それを聞きつけた近所の人たちが、袋にどんどん愚痴を言ったから大変。

とうとう『堪忍袋の緒が切れた』という噺。

 

てん「いや~おもしろいわぁ~」という事で、てんも愚痴ってみましょか!

あ、その前に、てんの不満はこんな事もあったからです。

《てんの不満》

隼也はかごの中で遊んだり寝たり。忙しいので、1人で遊ぶことが多くなっていました。

ある日は「隼也を見ててね」と藤吉に託していったのに、てんが戻ると隼也がいない!しかも、藤吉は隼也が居なくなったことに気づいてもいない!なんという事でしょう!!

キースとアサリの喧嘩が面白く、「それ、ええんちゃうか?」と舞台に行く2人を夢中で追いかけた結果、隼也の存在を忘れてしまっていたのです。

隼也は、リリコが抱っこしてくれていました。泣いていたのを見つけたそうです。

てんの不満は募るばかりで「自分の夢のことで頭がいっぱい、うちや隼也のこと何と思ってるんやろ?」と、トキに愚痴を聞いてもらしていました。

ではおてんちゃん、堪忍袋へ愚痴をどうぞ、それっ!

 

「藤吉はん~あんたそれでもお父ちゃんか!おしめ替えた事もない、夜泣きしても知らんぷり。いつまで経っても兜買うてこーへん、それでも父親かーーー!!」

 

言うたれ言うたれ~~おてんちゃんの怒りは、赤で表現してみましたよ。

「面と向かって言うたら、どつかれるわ~」リリコもトキも「よう言うた!」と笑いに変えてくれました。

 

その時、風太が『金太郎の人形』を買って持ってきてくれました。

ーー(風太はてんのことが心配で仕方ないんだな優しい。でも報われない。)ーー

 

 

風太が大阪にいる理由とは?

リリコ「ちょっと待ち」

訳ありで大阪にいることを察したリリコは引き留めました。

でも、風太は理由は言いません。

「気に入ってくれた人がおってな、今はそこで厄介になってる」とだけ言いました。

ーー(てんのことが心配だというのは皆気付いてるけど、他に理由があるのか?)ーー

 

 

風太を気に入った人は、なんと!

『寺ギン』でした!

藤吉の家から飛び出した風太がぶつかった相手、それは寺ギンだったようです。

 

見込みのない芸人は里に帰すのが寺ギンのやり方。

疑問に思った風太が尋ねると寺ギンは答えました。

「付き合いの長さは関係ない。

面白かったら金払う。

面白くなくなったら別の道に行かせてやるのが仏心や」

芸人をモノ扱いするのではないのを知り、少し驚く風太でした。

 

坊主を辞めた理由は・・・

「笑いの方が、現生で迷うてる奴の救いになる」からだと。

「何のためにワシんとこにおるんや?」

寺ギンは、風太が迷い人であることをちゃんと見抜いていました。凄い人だ。

 

 

藤吉、無断で子守を頼む

 

藤吉は、てんに相談もなく、リリコに子守を頼んでいました。

「あ・・リリコさんおおきに・・」てんは、引きつりながらお礼を言いました。もちろん藤吉はそんな事気づきもしません。

家族3人で頑張りたいのに、何にもわかっていない藤吉に、またまた堪忍袋が膨らんでいきました。

 

「藤吉のアホーーーー」

 

堪忍袋で発散する女たち

万丈目の妻歌子は京都に行ったまま帰ってこない夫の吉蔵に。

「おなごに色目使てたら、はっ倒すで~」

 

トキは、風太とお客さんの愚痴を。

「風太のアホーー!おいど触るお客さんのアホーー」

 

プーーーーッと膨らんで、紐をキュッと閉める時の音がいい。

パンパンに膨らんで、女子たちはスッキリ!

笑い飛ばして元気もらったようですね。

 

 

藤吉は2軒目の小屋Getの為に・・・

 

キースと一緒に小屋交渉に行きましたが、どうもその席主は訳ありの人の様子。

「頼みがあるんやが・・・」

 

ーー(金か???騙されるなよ藤吉)--

 

堪忍袋の緒が切れそう!!

てんは不満が爆発しそうで仕事も手につきません。

 

「なにが寄席をもう1軒や!毎日遊び歩いて、このアホが!リリコさんに子守を頼んだからええて?うちは、うちは、ただ3人で過ごしたいだけや、藤吉のアホーーーーー!!」

はあ、、、ちょっとすっきりしたかな。

 

後ろを振り向いて固まるてん。

伊能さんと下足番のイチが立っていました!!

え、聞いちゃった?え、まずいよね、恥ずかしいよね・・困り顔のてんでした。

 

栞は「寂しいからだと聞こえた」と。

男は鈍いから、寂しいとハッキリ言わないとわからないと言ってあげるのでした。

栞は先日のお礼(お酒飲んだ日)にお菓子を持って来ただけのようです。

 

 

藤吉、芸人の給金に手を付ける

 

さっきの訳ありの席主に、手付金を持ってきたら譲ると言われたのでしょう。札束と帳簿を持って出て行きました。

「芸人さんのお給金だからダメ」とてんが言っているのに聞き入れもしないで。

もちろん、キース・アサリ・岩さんは怒りました・・・がお世話になっているごりょんさんが困っているから待とう、というキースの言葉で我慢することになりました。

それからしばらくして、本契約を交わし、2軒目の寄席を手に入れた藤吉は、浮かれ気分で嬉しそうです。芸人が困っていることも知らずに。

 

 

てん、堪忍袋の緒が切れた!

 

てんは藤吉に怒りをぶつけました。

「情けない!芸人さんのお給金に手をつけるとか。自分のしたい事ばっかりで、父でも夫でもありまへん!うちらの事、どう思ってんのか?兜は?隼也の成長を一緒に祝おうと思ってるのに。」

どんどん膨らみますよ~堪忍袋が!

 

「兜、買うてきたらええんやろ!!」

 

プッチーーーーーーン!

あーあ・・・

とうとう、堪忍袋の緒が切れてしまいました。

 

「もう、何も話しとうありません!」

それからてんは口を利かなくなりました。

ーー(いいぞいいぞてん、これくらいしないとわからないもんね。藤吉という男は本当に昔から鈍い。感が悪い。女心がまずわからない。わかるーこれまさにうちの旦那!って叫んだ人いっぱいいたよね)ーー

 

《トキが間に入り・・・》

トキはてんの気持ちを藤吉に伝えました。

「家族で過ごす時間を増やしたいだけなのだと。どんなに辛くても笑っていたのは、3人一緒だったからだ」と。

気持ちは分かったが、とにかく新しい寄席の準備で忙しいからと、それだけ聞いて出ていく藤吉でした。

果たして、仲直りできるのか?

 

 

寺ギンと風太

 

風太は、面白い芸人探しの目を鍛えていました。

色んな所で芸人を見ているうちに、あることに気づきました。

『子どもが腹抱えて笑う芸人』がオモロイ。

『おなごと子どもが寄席に来る時代』が来る。

 

「オモロイと思った芸人、片っ端から買うて来い!」

寺ギンは、風太をえらく気に入っているようです。

 

ーー(風太は、オモロイ芸人を見つけてくることで、その芸人をてんの寄席に回してやろうと思っているんじゃないかと最近思えてきました。敵に見せかけてるけど、てんの味方・・ていう複雑な心境の風太なんじゃないか?)ーー

 

 

風太はリリコの写し鏡

 

リリコは風太に聞きました。

Q「寺ギンのとこにいるのはなんで?」

A「藤吉に‟芸の事、何も知らんくせに偉そうにするな”って言われたから悔しくて、寄席を勉強しようと思ってな」

京都、薬屋の分家を出さないか?とてんの母に言われたが迷ってると。

 

Q「嫁を取らなあかんからやろ、てんのこと子どもの時から好きやったもんな」

A「何いうとんねん」

リリコ「わかるんや、あんたはうちの写し鏡や」

 

ーー(つまり、リリコもまだ藤吉の事が忘れられないという事だろうか・・・ようやくわかった風太の事情。決して結ばれることのない切ない切ない恋心)ーー

 

 

いよいよ端午の節句、兜ないよね?

 

新しい寄席に夢中の藤吉。もちろん、兜の事など頭にないようです。てんも、諦めました。

そして、あれからずっと何日も口を聞かず、てんはトキに、藤吉は亀さんに、仲介を頼んでいるのでした。

 

心配した皆は、端午の節句を祝い、仲直りのきっかけを作ってくれました。

キース、アサリ、岩さん、亀さん、リリコは隼也を抱っこ。

舞台には、立派な武者人形が立っています。

おっと、動きましたよ!

なんだ、岩さんか。

岩さんは知り合いに借りてくれました。

 

トキ「藤吉はんは結婚を申し込んだときの気持ちを思い出しておくれやす。おてん様は今はなんで信じてあげられへんのですか?お互い思ってる事ぶつけあって仲直りしておくれやす」

 

藤吉「焦ってたんや。てんは苦労してるのに、俺なにしてんねんて。結局、家族はほったらかしで。もういっぺん3人でやり直させてもらえるか?

 

てんからもお願いをしました

『愚痴は溜めずに吐き出すこと』

 

藤吉「てんと隼也がおってくれたから頑張れた、1番大切や」

てん「日本一の席主になって下さい、隼也と一緒に支えていきます」

 

みんな、ありがとう!!

 

2人は仲直りすることができました。良かったね。

 

 

寺ギン集金と条件交渉

 

《集金》

寺ギン「いつまで待たせるんや!!」

 

実は、この端午の祝いをする前に、寺ギンと風太が訪ねてきていました。風太が新入りで入った紹介兼ねて集金に来ていたのです。藤吉が、寄席の手付にごっそり持って行ったので、支払いができない状態の風鳥亭。

「すみません、支払い少し待ってくれませんか?」とてんは困っていました。

そんな状態の時に、「うちもそれどころとちゃうんやけど」とキースが口火を切って端午の節句が始まったのです。

 

ーー(支払いができないことをもっと丁重に謝るべきなのではないだろうか?お客様を放置して、自分たちの事を優先したけどなんで?集金に来ただけなのに、内内の喧嘩の仲直りシーンを見せられたらそりゃ寺ギン怒るやろ、と思ったのは私だけだろうか?)ーー

 

てん「お待たせしました。」

と言ってお金を渡しました。

ーー(細かい所食いついてごめんなさいね、払えないって言ってた気が?払えるんやったら、さっさと払ってからお祝いしたらええやん?いかんいかん細かいな私)ーー

 

《条件交渉》

藤吉は席主らしくなりました。

「2軒目の寄席も手に入れたので、芸人を倍回して欲しい。取り分も5分5分にしてほしい

 

「風太どう思う?」寺ギンの質問に風太は

「寄席が増えたからって5分5分にせんでもええんちゃいますか?」と。

それに対して寺ギンは何も言いませんでしたが、多分交渉不成立なんでしょうね。。。

頑張れ藤吉!

 

 

仲直り

万々亭で『2軒目寄席祝い』が行われました。

万丈目吉蔵さん、京都から帰ってきてますね、歌子さんが恋しくなったようです。「鬼嫁は一生飽きひんていうしな」と歌子さんも嬉しそうです。良かった良かった、堪忍袋に叫んだ甲斐あったね。

 

北村家では、久しぶりの3人での食事です。

「3人で食べる飯はうまいなあ~~」

藤吉が大好きなライスカレーを食べながら、3人とも満面の笑みです。

隼也は両親の仲良さそうな姿がとっても嬉しそうでした。

 

棚には、端午の節句には遅れましたが藤吉が買って来た『かぶと』と『風太の金太郎』が飾られていました。

 

 

今週はこれで、お・し・ま・い!

いい終わり方でしたね。

親の姿を見て子は育つ、と言いますが、やはり夫婦は仲良くしないといけないなとつくづく感じた週でした。

このドラマ、実際の生活に通じる所が沢山あるので勉強になります!

 

★今週の学び★


●子の前で喧嘩はするべからず!
●言いたいことは溜めずに吐き出そう!
●相手の気持ちを思いやるべし!

 

来週につづく→

最後までお読みいただきありがとうございました。


 

Follow me!