野菜作りで最も重要なのは土!土づくりは奥が深い
母の影響で、子どもの頃から庭には花や野菜・果樹が植えられている環境で育ちました。
結婚して市民農園を借り、夫と2人で野菜を育てましたのですが、
でも、土はカチカチで水はけが悪く、できた野菜は小さかったり速く枯れてしまったりと
残念な野菜もありました。
「絶対土がよくないんだ」・・・土への意識はその頃持ち始めました。
父が退職してから畑を借りたので、野菜の育て方を教えてもらったりしながら、
自分でも育ててきました。
引っ越しして、どんなに状況が変わっても、子どもと一緒に花や野菜を育てました。
年数が経つにつれ、土への興味がどんどん沸いてきたので、色々調べたり、
試したことをここでお伝えできたらいいなと思っています。
1.市販の培養土を利用する
〔利点〕
- 色々な土や肥料がバランス良く配合されている
- 排水性、通気性に優れ、失敗が少なく育てることができる
- すぐに植えることができる
- 5ℓからあるので、必要な量を選ぶことができる
- 袋のまま、苗を植えることもできる
〔選び方〕
- 出来るだけふわっとしていて、水派でのよさそうなものを選ぶ
- 湿ってべったりしているものは良くない
- 土の材料になる枝や葉が残っているものは発酵が未熟なので選ばない
- カビが生えているものは避ける
2.土を自分でブレンドする
赤玉土 通気性・保水性・保肥力に優れている。肥料分は含まれない
大粒は、コンテナ、プランターの下に入れるとよい
黒い土 軽くて柔らかいのが特徴。有機物と肥料分を多く含む
通気性と水はけを補うために、腐葉土などの改良用土を混ぜて使う
川砂 通気性がよい。肥料分は含まれない
通気性を高めたい場合に改良用土としても使われる
根菜類栽培などでは、根の先が割れないように使われることも多い
[改良用土]
腐葉土 落ち葉を発酵させた用土。
通気性・排水性・保水力に優れ、他の土と混ぜて使うをことが多い
バーミキュライト
雲母の一種の鉱石を高温で焼いたもの。
赤玉土と混ぜることが多い
黒土とは相性が悪い
たい肥 わらに動物の糞を混ぜて発酵させたもの
元肥として使う事が多い
通気性・排水性・保水力を高めたい場合は、他の土と混ぜて使う
ピートモス
シダやミズゴケが堆積し、未分解のまま炭化したもの。
通気性・保水性・保肥製に優れる
パミスサンド
火成岩からできている粒上のもの
保水性・排水性・保温性に優れる
細かい穴があり、微生物の生息に適している
ブレンド方法(ベースとなる配合比率)
《以下はベースとなる配合なので、オリジナルに色々試してください》
[葉菜類]
バーミキュライト:たい肥:腐葉土:赤玉土=1:1:3:5
[葉菜類]
バーミキュライト:たい肥:腐葉土:赤玉土=1:2:3:4
*トマト・オクラなど水はけのよさを好む野菜は、ザックリとして荒い、
パミスサンドや中粒の赤玉土などを配合すると良い
[根菜類]
腐葉土:川砂:バーミキュライト:赤玉土=1:2:2:5
*人参・大根・ごぼうなど根をまっすぐ伸ばしたい根菜類は、
出来るだけ粒子の細かい土を配合すると良い
3.土をリサイクルする
〔下準備〕
- 古い野菜や花を根毎引き抜き、7~8mmのふるいにかける
- 根や葉、ゴミ等綺麗に取り除く
〔手順〕
- 高温に耐えられる容器(大き目のバケツや土の入っていた袋)にリサイクルしたい土を入れる
- 60℃以上の熱湯を土と同量注ぎ入れ、15分以上置く
- ビニールシートに広げ、数日間乾燥させる
- 乾燥したら、市販の再生用土を適量混ぜる
5.微生物の働きを活性化させるため、土の入っていた厚手のビニール袋等に入れる
(写真は、黒ビニール)
6.穴を数か所あけ、2~3日日の当たるところに置いておく
7.6の土を花壇やコンテナ・プランターに移す。又は、6の袋のまま植える事も可能
フカフカできれいな土に生まれ変わりました!
8.野菜や花を植える
(1,2は省いてもいい)
〔注意点〕
*連作を嫌う野菜があるので、リサイクル前に植えていた野菜が何か把握しておく
*連作障害を防ぐため、基本的に、同じ科の野菜は植えないほうがいい
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今回は、『土』のみについて調べてみましたが、土づくりは奥深いということを少し
感じていただけたでしょうか?
私自身、土について真剣に試し始めたところなので、これから実体験をもとに、
お伝えしていけたらと思っています。
種や苗を安く買ってお得に節約!!
自分で作った野菜には他ならぬ愛着が!!
野菜嫌いを克服!子どもの食育にももってこいの野菜作り!!
未来の自分が、少しでも楽に、楽しく生活できますように・・
『楽活しましょ』♪