秋まきで越冬。春からぐんぐん成長!
Q:なぜ秋まきがいいのか?
A:冬の間にしっかりした根っこを作り、春からぐんぐん成長させるため
11月上旬に種をまき、20~30cm位で越冬させると、霜害に合わずにすむ
地域と種まきの時期を守って栽培するようにするとよい
種まきまでの準備期間(10月中旬頃)
〔種まきまでにしておくこと〕
2週間前までに、苦土石灰をまき、土を耕しておく
→中和して弱酸性~中性にすると、生育が良くなる
〔おすすめの種〕
初心者ならば、〔つるなしスナップエンドウ〕を選ぶと作りやすい
〔種まきに必要なもの〕
9㎝前後のポット(市販の苗が入っていたものを使えばリサイクルにもなる)
種まき用の土(普通の園芸用でも十分)
種まき~定植(11月上旬頃)
〔種の撒き方〕
指の第一関節の2/3くらいの深さの穴をあけ種を入れ、軽く土をかける
1ポット2粒が目安
〔定植〕
30cm位で、花壇・プランターなどに定植する
寒害に合わないように、わらを敷いたり、ネットをかけておく
生育期~収穫(3月下旬~6月頃)
〔春以降〕
茎丈が伸びたら、倒れないように支柱を立てるとよい
4月下旬頃から花が咲き、実がなる
〔害虫〕
スモグリバエの幼虫が葉の中に入り、一見お絵かきしているような
模様になる。
見つけたら、被害にあった葉をはさみで切り取るか
手で葉の裏表を挟むように潰すなど、広がらないようにする
〔収穫〕
さやと実の両方を食べる
少しぷっくりと実が膨らんできたら収穫時期
〔食べ方〕
①塩ゆで:沸騰したお湯に塩を入れ、1~2分好みの茹で加減で湯がき
そのまま食べる
②炒め物:①の塩ゆでした物を、炒め物の仕上がり直前に投入するだけ
きれいな緑色のまま完成する。
冷凍していたスナップエンドウを使う場合は、凍ったまま投入し
1~2分炒めて中を解凍させる
③煮物:②の炒めもの同様、仕上がり直前に投入し1分ほど加熱。
蓋を閉めておけば余熱で解凍される
(茹でたてより少し張りがなくなり、黄緑になった感じ)
〔保存方法〕
①の塩ゆでは、さっと数十秒湯にくぐらせ、冷水又は氷水で瞬間冷却する
水切り器があれば、よく水気を飛ばしてからキッチンペーパーで水分を完全に拭き取る
なければ、キッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取る
冷凍用のジッパー付きの保存袋で冷凍する
知ってて得する?プチ知識
〔エンドウの歴史〕
原産国:中央アジア~中近東
発見はいつ?:古代ギリシャ・ローマ時代からあるようだ
〔エンドウの種類〕
*さやえんどう:さやを食べる。さやが柔らかいうちに収穫する
*プナップエンドウ:さやと実の両方を食べる。実が膨らんできたら収穫する
*うすいえんどう:実を食べる。実が大きく膨らみ、さやにしわができる前に収穫する
〔栄養素〕
食物繊維やタンパク質が豊富
体内で、ビタミンAに変わるβカロテン、ビタミンB・Cが多い
〔注意すること〕
*酸性に弱い→定植の2~3週間前までに苦土石灰を施し、中和させておく
*連作に弱い→5年以上マメ科を植えていない土に植える
*霜害に合う→種まきの時期を守る(10月下旬~11月上旬)
地域と気温に合わせ、種まきの時期を2回に分けて植えてみてもよい
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最後まで読んで下さりありがとうございました
〔注意すること〕さえしっかり守っていれば、失敗が少なくどんどん収穫できる野菜です。つるなしを選べば、とても楽に出来るのでおススメです!
でも、「春になったから、秋まで待たなきゃダメじゃない」と残念がっているあなたにおススメがあります!
『つるなしインゲン豆』です
次回は、つるなしインゲンについて書いてみたいと思うので、良ければ読んで下さい
とっても簡単!要は、『種を撒くだけ』なのです
未来の自分が少しでも楽に、楽しく生活できますように・・・
『楽活しましょ』♪