2017年7月19日『あさイチ 夏こそ!ビネガー』をみて
松本栄文さんとは、料理人で食品学者であり、宮中の年中行事や神社の神聖に精通しているとのこと。グルマン世界料理大賞2013・2015+創設最高賞・2017で世界大賞を受賞し、4冠制覇している。株式会社松本文堂の代表取締役社長。飲食店も経営、コンサルタントをしており、著書出版、商品販売などいろいろな業務をこなす凄い人のようです。
グルマン世界料理で賞を取るのは、料理界のアカデミー賞と言われるくらい大変なことのようです。
番組で紹介していた料理を3つご紹介します。
今日のテーマは『ビネガー』なので、酢使い中心です。
究極の酢つかい
Q:松本さんにとって「酢とは?」
A:「料理そのものに奥深さを出してくれる。刺激がいいんです酢は」とおっしゃっていました
酢で茹でる・すし酢で和える
酢で茹でる効果は?
鮮やかさを引き立てる
シャキシャキ食感を引き立てる
《菊すし》江戸時代からある精進料理
①食用菊の花びらのみやさしくとる(中心の花芯は使わない)
②沸騰した湯に酢を入れ、花びらを投入。数十秒かき混ぜればざるに空ける
③氷水に入れ、さっとくぐらせたら絞って水気を切る
④ ③の菊の花にすし酢をいれる
ーー菊を宿ったお酢になるーー
⑤ご飯に④の゛菊が宿ったすし酢”を混ぜる
⑥菊の花を上に乗せ、ゴマをかけたら完成
酢と和える
《甘夏なます》なますは奈良時代からあるそうです
甘酢を作っておく
・米酢100ml+砂糖大さじ2+塩少々
①大根1本分を千切りにする
②塩適量を振りかけて、水が出てきたら強く絞りながら水分をできるだけ出す。大根につやが出てくるそうです
ーー「けんかした後にするといいですよ。強く絞れていっぱい水が出るので。洗濯みたいに絞ってくださいね」ーー
何気ない一言が松本さん面白いです
③甘夏と混ぜ合わせる
④甘酢と和える
⑤器に盛る
ーー「器は、派手な器がいいですよ。大根の白が引き立ちます」ーー
《大根絞り汁の活用法》
絞り汁+おかか=(冬)鍋(夏)冷しゃぶに!
絞り汁も無駄にせず、活かせるところがすばらしいですね!
酢をつけて食べる
一言でいうと、゛豚肉を茹でて、つけだれで食べる”
それが、松本さんの手にかかると、マジックのように美味しくなったんだろうなというのが、食べているスタジオから伝わってくる。私も食べたい・・
つけだれの作り方
米酢:醤油=1:1
そこにおろしにんにくを入れるだけ。超シンプル。
《黒豚つぶし》
豚バラ600g・水5cup・芋焼酎1/2cup・塩小さじ4
・豚バラは1㎝位に切っておく
・全てを入れて沸騰させたお湯で豚バラをゆでて、つけだれで食べるだけ
まとめ
・料理とは、素材が9割、技術は1割
・『酢』は料理そのものに奥深さを出してくれるもの。
・茹でるときに少し入れる→食材が鮮やかに。シャキシャキ感。
・食前に酢の物を→唾液がたくさん出てきて食べやすくなる
・『酢+昆布』調味料として→まろやかになりツンとしない
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とても簡単にできる料理を紹介してくれた方が、世界一の料理人だったなんてびっくりでした。あさイチってすごい!
料理のアカデミー賞というグルマン世界料理大賞を何度も受賞した松本さんが書いたという初のレシピ本がずっと気になっています。家族に「美味し~」と言わせたい!
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それから、松本さんがスタジオで使っていたビネガーの容器が気になりました。オイル入れにもなるんですね、オシャレ!「ちょっとお酢かけてね」「オリーブオイルもどうぞ」とコレ出されたら、普通の料理がランクUPした気になりますね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日は、「酢の奥深さ」を感じられたのか?食用菊のお寿司は私にはランクが高くて無理だけど、なますと黒豚つぶりは「作ってみよう」と思いました。
未来の自分が、少しでも楽に、楽しく生活できますように・・・
お酢を上手に取り入れて、楽活しましょ♪